5月21日といえば5(し)2(り)1(とり)で、しりとりの日ですね。
というわけで、今日は、レベルしりとりというしりとりを考えました。
レベルしりとりは、レベル(Lv)が階段になるように言っていくしりとりで、
2人プレイ用のしりとりです。レベルとは、ひとえにその単語の「文字数」のこと。
「りんご」ならLv3、「パイナップル」ならLv6の単語というわけですね。
これを、階段、つまり、相手の単語より1つ上のレベルの単語で返すのです。
先攻プレイヤーはLv3の言葉を言ったとしたら、
それを受けた後攻プレイヤーはLv4で返し、
先攻は次にLv5で……というように。どんどん増やしていくわけです。
ちなみに先攻が最初に宣言する単語は、レベル3以下のものに限られます。
通常のしりとりでの禁止ワードである、んで終わる単語、既出の単語に加え
相手と同じLvの単語、相手より低いLvの単語、相手より2Lv以上高い単語は
宣言することができません。
間違ってそれらを宣言してしまったり(=呪文重複)、
単語が思いつかなくなったら(=MP切れ)、
そのプレイヤーはそのゲームに負けます。
勝ったほうのプレイヤーには、1点のSWP(しりとり・ウィナーズ・ポイント)が入ります。
ちなみにMP切れになったら、いつまでも長考せずにきちんと降参(=サレンダー)
を宣言しましょう。
もしもお互い一歩も譲らなかった場合にも、単語Lvが10に達したら
そこでゲーム終了となり、Lv10(ハイヤー)の宣言に成功したプレイヤーに2SWPが
加点されます。
ゲームが終了したら、先攻後攻を入れ替えて次のゲームに移ります。
これを繰り返し、さきに3SWPを獲得したほうが勝者となるのです。
進行例
A:よろしくお願いします。
B:よろしくお願いします。
(※アニメでの試合などでは省略されがちですが、しりとりをはじめる前には
きちんとあいさつをするのがマナーです。)A:こちらが先攻ですね。では「りんご」(3)です。
B:「ごきぶり」(4)を宣言します。
A:「リトアニア」(5)※1
B:「アンドロメダ」(6)
A:「大統領」(7)
B:「宇宙飛行士」(8)
A:……「し」ではじまる単語が思いつきません。
降参します。※2
B:では、Aさんの途中降参により私は1のSWPが追加されます。
ありがとうございました。
A:ありがとうございました。
■現在のSWP A:0/B:1
B:2戦目は私が先攻ですね。
では「しじみ」(3)
A:「みそしる」(4)
B:「ルーレット」(5)
A:「とんぼがえり」(6)
B:「リチウム電池」(7)※3
A:「チャイルドシート」(8)
B:「トイレットペーパー」(9)
A:「パーマネントプリーツ」(10)
ハイヤーワードの宣言により私の勝ちで、2点を加えます。
ありがとうございました。
B:ありがとうございました。
■現在のSWP A:2/B:1
A:私の先攻です。「土」(2)
B:「ちくわ」(3)
・
・
・
……みたいな。
こういうタイプのルールの遊びをよくする方ならお気づきかと思いますが、
2点を取れる可能性のあるハイヤー宣言は非常に強力で、
これを上手く言う/言わせないの駆け引きがこのレベルしりとりのキモとなります。
・2人で遊ぶ
・レベルは1ずつ増える
というルールの都合上必然的に、2人のプレイヤーはそれぞれ偶数しか言わない側と
奇数しか言わない側に分かれます。
つまり、ハイヤーが10ならば、ハイヤーチャンスがあるのは偶数プレイヤーですね。
先攻が最初に宣言する単語のレベルが、ここで重要となってくるわけです。
概要はこんな感じ。
単語の文字数をレベルに例えるのがスーパーしりとりに似ていますが、
スーパーしりとりが、ハイテンションで押し切る楽しいパーティゲームだとすれば
このレベルしりとりは言う単語のレベルが決められている点でよりストイックで、
なにかスポーツのトーナメントプレイヤーになったような気分を味わえます。
1ゲームが3分~5分程度で、だいたい15分もあれば決着がつくので
ちょっとした暇つぶしや、気分転換におすすめ。
しりとりが苦手な方や、小さなお子様と遊ぶ際には、
ハイヤーを6~7くらいに設定したりするとちょうど良いかと思われます。
しりとりは、お金も使わず、どこでもできる良い遊びです。
暑くなって、陰鬱になりがちなこれからの時期は、レベルしりとりで決まりですね。
あなたが誰かと居るならば、そこがしりとりバトルフィールド!
宵闇地獄アットグラスホッパーは、皆様の素敵なしりとりライフを応援しています。
※1…ハイヤーを言わせないようにすることが重要なこのしりとりにおいて、
そのための下地作りとしてもっとも大事なのがこのレベル5です。
ここを逃すとこちらも自由な単語選びがしづらくなるので、ここでの単語選びは、
今後の展開を大きく左右する重要な局面と言えます。
※2…「修学旅行」「新人研修」「シクロホスファミド」などたくさんありますが
都合上、サレンダーという展開にしてあります。上記の対戦はあくまでも
ルール説明のための見本であることをどうかご理解ください。
※3…これ1つ覚えておけば、他にも「リチウム」(4)、「リチウムイオン電池」(10)
と応用のきく上、頭の「リ」も使われやすい語尾であるため、便利なワードの筆頭と言えます。
なお、しりとりでこそ似た運用ができるのですが、リチウム電池とリチウムイオン電池は
別物ですのでご注意ください。
リチウム電池は使い捨てですが、リチウムイオン電池はリサイクルできる資源です。
当然処分の方法も変わってきますので、各自治体の指示に従って、正しく分別しましょう。
[3回]
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