あっ、世界の滅亡ならぼくが食い止めておきました。
みなさんこんばんは。
普段だったらまずそんなことはあり得ないんだけど、
なんせ昨日といえば特別な日です。ちょっと照れる話なのですが、
ぼくはY子ちゃんといっしょにお風呂に入りました。
知っている人には特定されてしまいかねないのですが、
そうです。あの、小柄で無口なY子ちゃんです。
Y子が無抵抗なのをいいことに、小突いたり、爪をたてたり、
はじめは面白半分の冗談のつもりだったのですが、
こういうのって、次第にエスカレートしていくものです。
ぼくはY子の身体を、半ば投げつけるように何度も浴室の壁に打ちつけました。
意識のないY子を、しまいには両手で押さえつけ、湯船の底へ沈めました。
はじめのうちは断続的に浮かんできていた泡も、やがて勢いをなくし、ついには止まります。
ぐったりとお湯に浮かぶ、動かないY子をひとしきりもてあそんだあと
ぼくはそのまま浴槽のフタを閉め、お風呂場を後にしました。
そして今朝。歯を磨こうとして、風呂場からただよう鼻を突く異臭でぼくはそのことを思い出し
フタをちらりと開けました。
ゆうべのままの、見るも無残なY子の姿を確認すると
ああ、今年もついやっちゃったわ、ちゃんと処分しないとなあ、なんて
ちょっと面倒くさく思ったりしたのでした。
というわけで、昨日は冬至でしたね。
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