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ドクター・ブレイクタイムは、ある日、
「おやつロボ」というロボットを発明しました。
おやつロボはその実、食べられるロボでして
手足はクッキー、胴体はチョコレート、頭はあめ細工でした。
そして、おやつロボには、ロボというだけのことはあって
ちょっとした機能がついていました。
「きのう、おやつを食べるのを忘れたな」と気づいたときには、
ロボの背中のボタンを押せば、ロボは前日の午後3時へと
タイムワープすることができるのです。
3時のおやつは必ず食べないと気がすまない、
ドクター・ブレイクタイムの性格があらわれた機能でした。
実際に、研究に没頭して3時におやつを食べ忘れるということは、
このおやつロボの機能のおかげで激減したようです。
ロボはものすごく頑丈で、絶対にこわれたりしません。
また、タイムワープで戻ってきたおやつロボは、
ひとくち食べると、また元いた時間へと帰って行きます。
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ここまでが前提です。このロボあること前提。
「そんなロボもドクターもないよ」とか言うひとはきらいです。
さてそれで、森のいたずらジョニーが、あるとき、
このおやつロボにいたずらをしました。
ジョニーは森に住んでこそいましたがすごい技術者なので
それはそれは、すごいいたずらでした。
いたずらの内容は、
「5月15日の午後3時になるたびに、
自動的に前日の午後3時へとタイムワープをする」
ように、プログラムを書き換えるというものでした。
以上が問題です。
「……すると、どうなるか?」っていうお話です。
電車のなかで思いついて考えてて気になってたんですが。
5月15日、ロボが、5月14日の3時にワープをします。
すると、5月14日の3時には、元からいたロボ(A組)と、
ワープで戻ってきたロボ(B組)がいることになります。
プログラムは、
「5月15日の午後3時になるたびに、
自動的に前日の午後3時へとタイムワープをする」
となっていますから、
5月15日、5月14日の3時にワープするのは、
A組だけでなく、B組のロボも、ということになります。
つまり、5月15日から14日に戻ってきたロボも、
15日になったらまた、14日へとワープするわけです。
ということはですよ。ロボはこの
「5月15日・午後3時 ~ 5月14日・午後3時
~ 5月15日・午後3時 ~ ……」
間を、永遠に、ループしつづけることになります。
限られた時間軸のなかでの話しなので「永遠」というのも変ですが。
5月15日から14日へワープしてきたB組のロボの数をn体とすると
14日以前から存在した、A組のロボとあわせて、世界には
「5月14日・午後3時」には、n+1体のおやつロボが
存在することになります。
15日~14日~15日~間で、ロボは際限なく増え続けるのです。
ロボはこわれないし、ワープ回数にも限界はないので、
nは「無限」ということになります。
つまりですよ、
5月14日・午後3時になった瞬間から、
5月15日・午後3時までの間、
世界は無限のおやつロボが存在して、
その次の瞬間、世界には1体のおやつロボもいなくなります。
いくらお菓子製とはいえ、無限の物質が世界すべてを
埋め尽くされたりしたら、世界は滅びます。
「特定の時間内を延々とワープし続けるAある場合、
その特定の時間のあいだだけAは無限に存在する。
特定の時間が過ぎ去ったとき、Aは1つも存在しない。
ものが突然無限にあふれたら世界はほろびるとおもう。」
……という風なのが、ぼくのだした結論なのですが、
これって合っているのでしょうか。
もし合っているなら、タイムマシンを作ってる博士なんかがいたとして
実験の過程でループおやつロボみたいなのができてしまったら、
世界は滅ぶことになりませんか。どうなのですか。
理数系の勉強は詳しくないし苦手なので、
本当はこれどうなるのか、誰かくわしい人教えてください。
***追記***
この記事書いて、投稿ボタン押した瞬間に
自己解決してしまいました。
世界滅びないですね。ごめんなさい。
***さらに追記***
いや、やっぱり滅びるのかな?ごめんなさい。
なんかもしかしてこれ、
過去の自分を自分でころしたらどうなるのパラドックス
みたいなをはらんでいますか。
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