「スーパーしりとり」というあそびを考えました。
考えましたというか、昨日友人と暇を持て余していたら
なんか自然に生まれました。
まあ、基本的には普通のしりとりなのですが、
向かいあう2人のプレイヤー(デュエリスト)は、
10のライフポイント(以下LP)を持っています。
このLPが尽きたほうが負けなしりとりです。
このスーパーしりとり(以下SS)では、
しりとりに使う単語のことを「呪文(スペル)」と呼びます。
呪文は、その文字数が多いほど強力です。
(文字数のことを、その呪文の「レベル」と呼びます
例:「りんご」は、レベル3呪文、
「しゅうがくりょこう」はレベル9呪文)
レベル6以上の呪文のことを、特に「上級呪文」と呼びます。
そしてレベル8以上の呪文は「最上級呪文」、
レベル10以上は「究極呪文(アルティメットスペル)」と呼び、
最上級以上の呪文を使用する際は、かっこよく叫ばなくてはいけません。
(例:これで終わりだ!! 轟け!「トイレットペーパー」!!!)
で、互いに呪文を放って戦うのですが、
相手のLPにダメージを与えるには、
自分の放った呪文が、相手の返してくる呪文によって
防がれないことが条件になります。
「呪文を防ぐ」とは、相手の放った呪文よりも高いレベルの
呪文を返すことです。
(例:相手の「かぶとむし」(レベル5)に対して
「しょうがくせい」(レベル7)で返した場合、
こちらの呪文のほうが高レベルなので防ぐことに成功です。)
呪文を防いだ場合、ダメージは受けません。
そして、もしも相手の呪文を防ぎきれなかった場合は、
そのレベルの差分だけダメージを受けるのです。
(例:相手の「かぶとむし」(レベル5)に対して
「しか」(レベル2)で返した場合、
こちらの呪文のほうが低いレベルなので防ぐことができず、
3レベル差なので3ダメージを受けます。)
防ぎきれない場合でも、レベル差が少なければ受けるダメージも
減るので、できるだけ相手呪文に近いレベルのものを使用して
ダメージを軽減することがセオリーです。
(進行例:
A:
りすB:
すいか (りすを防御成功)
A:
かものはし (すいかを防御成功)
B:
悪を断て!しゃかいかけんがく!!! (かものはしを防御成功)
A:
くっ…!くすりゆび (レベル差4なので4ダメージ)
B:
び だと!!上級呪文を軽減しつつ、
こちらの低レベル呪文を誘うとは……やるな!!
だが甘い、「ビニールがさ」! (くすりゆびを防御成功)
A:
フン、お前がそう来るのも計算のうえさ!!
おれはこの瞬間を待っていた!!
我が最強呪文を見よ!「サンアンドレアスだんそう」!!!! (ビニールがさを防御成功)
C(ギャラリー):
な、なんだあの呪文!!B:
究極魔法……だと!!?
「うちゅうしょく」!…だめだ、防ぎきれない!! (レベル差5なので5ダメージ)
みたいな。
ちなみに、相手の呪文と同じレベルの呪文で返すことはできません。
そうした場合、敗北扱いとなり、ものすごい断末魔をあげなければいけません。
(例:
A:
すずめB:
めだか(この時点でBの敗北)
B:
ぎゃああああぁぁぁぁ!!!!)
当然、しりとりなので、同じ呪文は1度しか使えません。
なので、どこでどの呪文を使うかの駆け引きが大事になります。
最上級呪文を叫んでダメージを与えようと思っても、
相手はさらに上のレベルの呪文を知っているかもしれません。
また、
お互いに呪文が出尽くしてきて、全体的にレベルが下がってくる頃
(「魔力の枯渇」と呼びます)のために
自分の知っている最強呪文を温存しておくという手もあり、
序盤の上級呪文程度なら、わざと防がないという戦法もあります。
しかも、
しりとりという形式上、1度でも使った最強呪文は、
次の試合以降なら、相手にも使われてしまう危険性を孕んでいます。
なので、本当の奥儀は、「絶対勝ちたい試合」まで
温存しておかないといけないのです。
そんなしりとりです。
そしてやってみるとわかるのですが、
「う」で終わる言葉が強いです。
普通のしりとりは「る」攻めが多いと思いますが、
SSでは相手を詰まらせるより、ダメージを与えることが大切なので
汎用性の高い「う」を含む呪文の使用率が必然的に高まるのです。
なので、「うらしまたろう」「うちゅうりょこう」などの
優秀なカウンター呪文はぜひとも押さえておきましょう。
(トマトなどのような、頭の文字と最後の文字が同じ呪文のことを
「カウンター呪文」と呼びます。)
で
ぼくと友人はこれで1時間の待ち時間を有意義に潰しました。というわけです。
遊んでるあいだは結構おもしろいのですが、
終わってみると
「あー もう一回やる?」
「や、いいわ。というかもう、しばらくやりたくない……」
「うん ぼくも……」
みたいな感じになります。そんなしりとりです。
さらに、特定の呪文には特殊な効果を付随するルール
(「ウォール」で差分ダメージ無効) とか、
直前の呪文より3以上レベルの離れた呪文は使えないルール
(「ロウレベル3」と呼びます。
レベル制限の無いやつは「無法地帯」です。)
なんかも作ったりしましたが、特に説明はやめときます。
みんなもやってみてね!
そして、まわりから白い目で見られてみてね!!
★Web拍手お返事
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ギリギリ15日。それだけです。ごめんなさい。 ほんとだすげえ。前回の記事のことですね。
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