鳥取のとある山奥に、とってもきれいな川があるのを
ご存じですか。
そこには、カブトエビのなかまがたくさん棲息していて、
そのカブトエビたちはとっても貴重なものとのことで
なんか、世界遺産にも指定されている場所なんだそうです。
そこは基本的に一般人の出入りは禁止されています。
カブトエビは貴重だし、生態系を崩してはならないので
捕まえたりする人がいてはいけないから、というのが理由です。
ですがしかし、その貴重なカブトエビたちを
つかまえてきて、琵琶湖に放した人がいるそうでして。
カブトエビというのはものすごい繁殖力を持っていて、
ねずみが発見されるまでは、子だくさんの象徴といえばカブトエビで、
いまの「ねずみ算」は、昔は「カブトエビ算」って言ってたそうです。
そんなカブトエビが、琵琶湖に放たれたもんだからさあ大変なのです。
カブトエビは瞬く間に琵琶湖中にひろがり、
滋賀の家々では、蛇口をひねると水と一緒にカブトエビの幼生が
出てくるほどになってしまいました。これでは水も飲めないし、
作る料理のほとんどが シーフード風味になってしまいます。
滋賀県民がキトサンを大量摂取してしまいます。なんという特殊受け量産
いや そんでまあ、このままじゃいろいろマズイということで、
琵琶湖におけるカブトエビ撲滅作戦が展開されました。
カブトエビというのは、元来、機械生物でして、
どこかにある、カブトエビたちの「マザーコンピュータ」を破壊すれば
かれらの繁殖機能もストップするとのことでした。
撲滅作戦の詳細というのは、関門海峡に存在するその
マザーコンピュータを破壊するというものです。
決行チームにはなぜかぼくも選ばれました。
海には、なんか特殊なバスではいりました。
中に水が入らないように、なんか、ちゃんとしてあるらしく、快適に
海の底をひたすら走りました。しばらく行くと下りの螺旋階段があり、
車はそれをガタガタ降りて行きました。
運転手さんはかなりの手練だったようで、海の中だったり
階段だったりという、ふつうは車ではいかない場所でも
舗装された道と同じように、スムーズに運転していました。
ぼくがほめると、その美人の運転手さんは振り返って
ウィンクしたあと 鼻歌のトーンが少しあがりました。
彼女がネズミだなんて、誰も気付かないほどのいい笑顔でした。
やがてバス停が見えてきて、そこでバスは止まりました。
運転手さん曰く、
「海というのは水で満たされていると思われがちだけど、
一定の深さより下は、水より重い空気で満ちてるから
人が生活できるんだよ」
とのことでした。
「トクベツ通行証」というのを首からかけてもらったあと、
バス停に書かれた「W~Z」の文字をながめたりしつつ
あとから来るもう何台かのバスを待ちました。
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明日につづく。
つづく意味がわからない方も多いと思いますが、
予想以上に長くなってきたのと
書いてる途中で書くことに飽きたのと
明日書くネタがなかったらまたたぶん書かないだろうから
の3つが、つづく理由です。
要は、
書いてたけど時間かかるしつかれた もう寝る つづきはあしたやる
ということです。
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数時間後に追記(5:25)
やっぱりあしたにつづくのはやめます
あんまりおもしろい話でもないので
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