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ここのところすっかり夜型人間です。
昼間寝てて、夜も寝てる人です。

「昼間(ひるま)」は言うけど、
「夜間(よるま)」は言わないよねって
書こうとしたけど、よく考えたら
「夜間(やかん)」ですよね。言いますよね。
変換してから気がついたぼくなんて、幽霊になって
崖らへんで「死ねばよかったのに」っていう人になりやがれ。


というわけで今日はやかんのお話です。
なぜならぼくはやかんが大好きだからです。


クラスに一人はいたので、皆さんもやかん自体は
よく知っていると思います。ですが、やかんについて
布団の中で考えてたら朝が来た、という人はどれくらい
いるでしょうか。ここでは、そんな経験をしたことのある
ぼくが、やかんについて熱く語りたいと思います。


まず、やかんは大抵、鉄です。これは硬い!

紙とかプラスチックとかのやかんはまずありません。
燃えたり溶けたりするからです。
やかんは鉄だから、燃えないのです。溶けないのです。
きっとやかんは魔女狩りをもくぐりぬけてきたのです。
燃えないから。火であぶられても平気だから。


次に、やかんは食べることができません。
なにせ、鉄ですから。

じゃがいもやトマトは食べることができますが、
じゃがいもの芽には毒があります。怖いです。

その点、やかんには毒がないので安全です。
万が一、毒がある、食べると死ぬやかんが
この世にあったとしても、やかんは鉄です。
なので食べられないのです。だから、毒にもかからないのです。
これは安心!


さらに、やかんは色が渋いです。
やかんにも色々な色がありますが、どれも、
「やかんの色になるために生まれてきた色」のような
彩度を落とした、しかし光沢のある落ち着いた渋い色です。

とうもろこしは黄色いですが、やかんにはそのような
軽い雰囲気はありません。燻し銀という言葉が似合います。


そしてやかんは、なんといっても持つところがあるのです!
火にかけるとやかんは熱くなるので、持つところを用意して
みんなが火傷しないように気遣ってくれているのです。
紳士じゃありませんか、やかん。かっこよすぎます。

ねぎには持ち手はありません。ねぎを持っても
火傷することはまず無いですけれど、だからって
持つところを用意していないようじゃダメです。
ねぎは熱くないから持ち手もいらないと考えてるようですが、
やかんは熱くないときも持ち手があるじゃないですか。
ねぎ心遣いができなさすぎです。ねぎはきっと仕事が出来ません

そもそもねぎは無愛想なのです。
このあいだも、話しかけても無視されました。
ねぎは、今はいいけど、あとできっと困るでしょう。

でも、そんなねぎでもぼくは大好きです。
冷たく見えて、川に落ちた猫を助けたりしています。
ねぎ、皆さんのことを影で大事に思っています。


・・・ごめんなさい話を戻します。これはやかん様の話でした。



さて、ここまでやかんのいいところを上げてきましたが、
そもそもやかんの本職を皆さんはご存知でしょうか。
大抵の人は、やかんがトライアスリートだと思っている
ことでしょうが、じつはやかんはお湯を沸かすことが
得意なのです。やかんに水を入れて、火にかけると
やかんは熱いのもがまんして、お湯を沸かすのです。
「たとえ火の中水の中」とは、やかんが言った
言葉だといわれています。


やかんの中には沸くとピーピーさわぐヤカラもいますが、
あれはぼくはやかんとは認めていません。本当のやかんは、
自己主張せず、ただお湯を沸かす渋さ、美しさがあるのです。
騒ぐのには、ケトルという蔑称をくれてやります。

やかんなら、黙って湯を沸かせ!です。


でもケトルもお湯を沸かすことにかけては
やかんに肩を並べるほどの実力を持っていることも確かです。

あの声がカワイー!あの声きくと、ついとんでっちゃう!
な人もいるようですし、この辺は好みなんでしょうか。
ケトルファンのみなさん、ひどい言い方ごめんなさい。


話を戻します。これはやかん様の話でした。




やかんに似た、やかん星人というのもいます。
お湯を沸かして人間に吹き付ける悪い宇宙人です。
これは地球に調査に来たある宇宙人が、地球でもっともすばらしい
ものは何か、そうだ、やかんだ、と、金物屋さんで
やかんを買って帰って研究して、強くなるべく
やかんと融合したキメラであるといわれています。

やかん星人は最強です。こんなものが攻めてきたら
地球は滅ぶに違いありませんが、妄想なので安心してください。



やかんは神話や歴史にもたびたび顔を出しています。

橋の上で、川の水がなくなるまでお湯を沸かし続けたと
言われているヤカニャ神話のヤカニッソスや、
(今の「ヤカニスト」という言葉はここからきています)
16世紀の中ごろから17世紀にかけて、
この時代の幾度ものやかん星人の侵略から人知れず
地球を守り抜いたといわれるケトリアの皇帝ヤカニッヒなどが
有名なところですね。

芸術面においても、
人間でありながらやかんを愛し、描き続けたロシアのヤカンスキーや
やかん芸術の大家、金家 勘太郎などが思い浮かぶでしょう。


その点、ねぎが歴史に顔をだしているところを探しても、
ねぎ彫刻家のネーギュストぐらいしか思い浮かびません。
やはり、やかんはすごいといえます。


また、

「にぎやか」
「きらびやか」
「しなやか」
「まふやか」

などの「やか」や、

「かんかんに怒る」
「今日はやかやかする」

などの言葉の由来もやかんであるといわれています。
このように、やかんは私たちの生活に、なくてはならない
ものとなっているのです。
ちなみに、「やかん」という名前そのものは、
ヤカニャ神話における月の女神、ヤカネから
きているそうです。


長くなりましたが、やかんの素晴らしさ、
分かっていただけたでしょうか?
これを期に皆さんに、少しでもやかんに
興味を持っていただけたなら幸いです。

もしもやかんファンになっていただけたのなら、
日本のやかん選手の、北京オリンピック出場を
ぼくと一緒に応援しませんか。

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