こねこがいて、かわいいなってみてたら、
急に怖い顔でにらまれまして。
うわっと思ったら、草むらから突然、
ねずみ色の帽子をかぶって、白と黒のチェックのコートを着て
名前入りのピンクのマフラーをしている、
左のレンズに「一撃」
右のレンズに「必殺」と書かれた赤いフレームの眼鏡をかけた
顔に十字の傷のある、痩せた背の高い男性が現れまして！
「くらッ！」
「サザッ！」
「クロッ！」
「ビッ！」
みたいに、なんか言いながら顔の傷からビームを
こねこめがけて４連射したのです。(かっこいい！)
しかし、こねこはそれを全てかわしました。
そしてニヤリと笑うと大きな口をあけて、
「ニャー！ニャンニャ！ニャーニャンニャ！！」
と叫んだのですよ。
(「フン、ぬるいわ！貴様に本当のビームを教えてやる！！」
という意味でした。学校で猫語Ⅱを取っていたので、
ぼくはかろうじて分かりました。)
口に光が集まったかと思うと、
「ニャッニャニャニャニャニャニャイニャ！！」
そう叫び、こねこは口からネズミ型のミサイルを飛ばしました。
(「くらえ！キャッツマウスミサイル！」でした。
口の意味の「マウス」と、ねずみの意味の「マウス」を
かけている面白い名前の技です。猫語では、こういった
高等ジョークが日常的にたくさん使われます。)
男性に、ミサイルが全て命中しました。
けむりがもくもくと上がり、中から、
ボロボロに壊れて、レンズの割れた赤い眼鏡が転がり出てきました。
ぼくにはそれを悲しむ暇すらありませんでした。
こねこはまたニヤリと笑い、今度はぼくのほうに
キャッツマウスミサイル(面白い)の標準をあわせたのです。
「ニャッニャ！」
(「ニャー！」という意味です)
その声と同時に、こねこの口からネズミ型のミサイルが
４つ、ぼくのほうに飛んできました。もうだめだ、
とぼくは覚悟を決めていたのですが・・・。
「今このときを待っていた！くらえ！サザンクロスビーム４連射！」
煙の中から男性が飛び出して来、同時にビーム５本を発射したのです。
ニヤリと笑う男性の右目のアナログ時計は、２時５分でした。
ビームはすごい勢いでミサイルを撃ち落とし、
こねこのヒゲをかすめ、
木々をなぎ倒し、本屋のガラスを割りました。
「お前の時計に免じて許してやるぜ！」(日本語でした)
そう言ってこねこは退散していきました。
撃ち落とされなかった残り３発のミサイルと
５発目のサザンクロスビームは
全てぼくに当たったのですが、すごいなと思いました。
★Ｗｅｂ拍手お返事
(最近の分、しばらく色つけるの忘れてました
今あわててつけてきましたごめんなさい)
＞
雪だるまは ネタですか 本当に作ったんですか 本当に作りましたですよ。
ぼく、この１５年、毎年必ず雪だるまを作ってる
変な人なのです。
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