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ヒナでマツリだヒナマツリ!こんばんは。

貴様らを血祭りにあげてやるわ!はこわいけど
貴様らと雛祭りをしてあげるわ!はこわくないですね。
そんなわけで、ぼくはヒナのマツリが好きです。
ゴルベーザ四天王!はこわいけど
五人囃子の笛太鼓!はこわくないですね。
人数は勝ってるのにこわくないのはすごいです。
そんなわけで、ぼくはヒナのマツリが好きです。

ところで節分は豆を投げて鬼にぶつけるという行事です。
相手が鬼であるというだけで、鬼の話などきかず
一方的に攻撃を仕掛け、あまつさえ、家から追い出して
しまうというこの行為。これは争いの象徴です。
また、衣服を身につけられないほどに金銭面で困窮した
鬼たちに対し、武器としてまだ食べることの出来る豆を
使うあたりにも、「私たちが投げて落ちた豆でも
食べていろこの鬼めがヒャッハ」という、鬼への
侮蔑や嘲りの感情などが含まれていることが分かります。

さらに、毎年これを繰り返しているという現実。
鬼をひどい目にあわせることが行事と化している真実。
もはや、それらを楽しんでいるようにすら感じます。
これは危険なことです。

「来年のことを言うと鬼が笑う」というのは、
「我々に明るい未来など来るはずもない・・・
お前たちのせいで・・・。なのにお前たちときたら
そうやって我々を追い出し、のうのうと
楽しい未来について話しているなど・・・
・・・フフ・・ハハハ・・・。」
という諦めの感情から来る笑いに他なりません。

ですがひなまつりはかわいいお雛様を飾りますね。
そんなわけで、ぼくはヒナのマツリが好きです。


ところでこどもの日は家の外にこいのぼりを上げ、
ちまきを食べたりする行事です。
こいのぼりには何の非もないにもかかわらず、
口に紐を括り付け、竿に吊るして晒し者にする。
それも、こいのぼりの家族全員をです。
しかも、そうしてこいのぼり達が苦しんでいる間にも
人間は、快適な屋内でちまきを食べているのです。
なんと残虐な行事でしょうか。


ですがひなまつりはかわいいぼんぼりに明かりをつけますね。
そんなわけで、ぼくはヒナのマツリが好きです。



ところで、「ひなまつり」とはどういう意味か、
皆さんご存知でしょうか?
ぼくもさっきから何度か書いていることですし、
ヒナのマツリだと思っている方が多いようですが、
実はそうではないのです。

ひなまつり というのは、
ケトリア帝国の最後の皇帝であるドラグ・カーンの、

ひ、ひぃーっ!
な、なんだ、お前たちは!
ま、まさか、やかん星人!
つ、集え、我らが戦士たちよ!
り、領土は渡さぬぞ!!

の叫びが元であるというのが有力な説なのです。

ちなみにこの後、皇帝であり勇敢な騎士でもあった
ドラグ・カーンは自らも兵士たちとともに剣を振るい、
ケトリア帝国はやかん星人を見事追い払いました。
さらにはやかん星人秘密基地・地球基地に追撃をかけ、
やかん星人地球部隊を壊滅にまで追い込んだのです。
その際にドラグの残した

お、おお・・・
ひ、日が、沈んでいく。
な、なんと美しいのだ・・・
さ、さあ、行こう。
ま、待っている人がいる・・!

という言葉が、おひなさま の語源であるとも言われています。
この時、王の帰りを待つ国民たちが城の入り口に並んでおり、
そこに夕日が反射して赤く見えていたそうです。
凱旋したドラグはそれに感動し、後には、画家ケイト・ルーに
その場面を描かせているのです。
それが有名な「日に向かい並ぶ、段差にて」という絵です。
もう気づいたかもしれませんが、略して「ひなだん」。
雛壇 という名前の由来も、ここにあります。



そんなわけで、ぼくはヒナのマツリが好きです。

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